狭いキッチンでまな板が置けず作業スペースの確保が難しいを解消

狭いキッチンでまな板が置けず作業スペースの確保が難しいを解消

キッチンスペースが狭いと、料理が捗らないことがあります。ときには料理を作る気も失せてしまうそんな経験を私自身も幾度となく繰り返してきました。シンク両サイドに作業スペースがない場合やあってもオマケのような小スペースの作業台は水切りカゴをセットするだけでまな板さえも置けず料理をする時にとても苦労した経験があります。いろいろな方法を試してみましたのでみなさまのキッチン作業スペースのヒントになれば嬉しく思います。

ガスコンロ料理から家電料理に切り替えコンロ台スペースを有効活用

キッチン家電を多用する方におすすめのガスコンロ撤去です。ガス料理が慣れている人は慣れるまで使いにくさを感じますがガス台スペースを使えると水切りカゴや家電などを置けるためまな板が置けないというストレスが緩和されます

調理例としては、炊飯はまとめて炊き冷凍保存する。煮込み料理は炊飯器やレンジを使う。炒め物はIHのポータブルコンロなどを使うとガスコンロに拘らずお料理が楽しめます。

ガスコンロの撤去のデメリットは揚げ物ができません。フライはトースター機能を使って作ることもできますが天ぷらは難しいようです。

次にコンロ台の有効活用について

例)コンロ台に電子レンジ:電子レンジを置く際にはレンジラックを使うとレンジの上も有効活用ができます。水切りカゴも洗うときはシンク横に、洗い終わったらレンジ上になど移動させて使うこともできます。

高さを出したい場合にはコンロ台の幅60cm以内の(概ねのサイズです)ラックなどを使って収納スペースにすることができます。

シンクと同じ高さに木材などでコの字型のラックを作ればシンクから続くフラットな作業スペースができます。

※コンロ撤去が困難な場合はコンロ下にスライドテーブルの導入やコンロ上を有効活用できるコンロカバーを利用することで作業スペースの確保も可能です。

大きめなまな板や板材をシンクに渡して作業スペースを作る

シンクの奥行きに合う長めの板やまな板を縦に渡してまな板スペースを作る方法です。この方法は比較的シンク作業台とフラットな形状になるため(まな板や板の厚さの差あり)水切りカゴを置いたりそのまままな板として使ったりができます。

デメリットはシンクスペースが狭くなるため洗いにくさを感じることがあります。大きな鍋やフライパンなど大物洗いの時に渡した板やまな板が邪魔になることがあり都度どかして作業になることも多々あります。キャベツや白菜など大きめ野菜のカットではシンクに落ちる心配もあります。常時設置した場合シンクの中が洗いにくくなる傾向があります。

上記はまな板を縦に渡して使用する方法でしたが、横置きで使うことも可能です。縦置きより長いまな板や板材が必要になってきますのでサイズを確認したのちご検討してみてください。

キッチンカウンター(DIY含む)の上を利用する

高さ70cm〜80cmほどの高さのキッチンカウンターを利用して作業スペースにする方法もあります。まな板の使いやすい高さとなっています。配膳台として使用する場合には90cmほどの高さでも使用には差し支えがないのでカラーボックスなどでカウンターをDIYするのもおすすめです。

キッチンカウンターの上でまな板を使い食材をカットする場合には水流れだけ気をつけるようにします。天板がフラットなためまな板の上から食材についた水や汁が流れたりする場合があります。キッチンペーパーやフキンを利用してみるのも良い方法です。

ダイニングテーブルやキッチンワゴンの利用

キッチンのすぐそばにダイニングテーブルがある場合はダイニングテーブルを作業スペースとして使うことができます。シンク作業台よりも広く使えるため多くの食材や調理器具を使う時にも便利に使えます。皮剥きなどは座って作業することもできますのでダイニングテーブルでカッティング、用意ができたらコンロ前へという手順でお料理もスムーズに進めることができます。

キッチンワゴンは移動できるタイプが多いので、シンクそばに置き水切りカゴを設置したり配膳台として使ったりできます。水切りカゴ置き場として使う場合にはシンクの高さと同等の物や少し高めを選ぶと洗い物がスムーズにすすみます。

水切りカゴの廃止、卓上食洗機導入で作業スペースの確保

キッチンシンクの作業スペースを必要とする水切りカゴを撤去し移動可能な食洗機(タンク式)を導入することでシンクの作業スペースを広く使うことができます。タンクに水を注入する作業が必要となりますが慣れれば使い勝手がよくおすすめです。

卓上型の食洗機はテーブルの上やキッチンカウンターなど平らな場所ならどこにでも設置できます。排水はシンクに流すのが手っ取り早い方法ですがバケツやポリタンクの利用で場所を選ばず使うことができます。食洗機のメリットはシンクがいつもスッキリと片付くこととカップには茶渋がつかない、グラスはピカピカ、油汚れも高温で洗い上げるのでベタつきなしなどが挙げられます。

近年は食洗機のレンタルや定額サービスの取り扱いもありますので気になる方は一度試してみてはいかがでしょう?

キッチンバサミ、ピーラー、スライサーのみで食材をカットする

まな板を使わないカッティング方法に変えてみる。まな板を使わずボウルの中で野菜やお肉をカットする方法はいかがでしょう?キッチンバサミは大雑把なカットに向いています。ピーラーは皮剥きやごぼうなどのささがきのカットやキャベツの千切りなどできるものもあります。スライサーを利用すると玉ねぎやきゅうりなどの薄切りカットも可能です。

みじん切りはハサミで大まかにカットしたのち『みじん切り器』の利用やミキサーなどを使ってカットすることもできます。

便利なキッチンツールを使うことでまな板を使わずにカットが可能です。フルーツなどのカットには牛乳パックを開いたものやまな板ペーパーを利用する方法もあります。

水切りラックの高さを上げ作業スペースを確保する

シンク横に置く水切りカゴの配置を変えてみる。既存の水切りカゴを高い位置に置き下の作業スペースを確保したり伸縮可能高さ調整可能な水切りラックの導入でシンク周りがすっきりとし作業がしやすくなります。

例)メタルラックの小さなサイズがパーツごとに100円ショップで販売されています。シンク作業台にサイズが合えばパーツを組み合わせて下方に空間を持たせ上に水切りラックが置けるようにまたはプラケースなどの利用でオリジナルの水切りラックを作ることができます。水切りラックが上に上がるだけで作業スペースが広くなるためまな板も使いやすくなります。

引越しの優先項目「キッチン作業台が広いこと」を念頭に置く

最後になりますが、何度も引越してきた経験から『キッチン作業スペースの広さ』よりも間取りや部屋の見た目きれいさ、立地条件などが物件を選ぶときの有力候補になりがちです。それらは住む上でとても大切な項目なのですが、キッチンが狭いと使いにくさやストレスを感じてしまう方はキッチンの作業スペースの確保を最優先に念頭に入れておくと引越し後のキッチの狭さで悩まなくて済みます。

キッチン家電やツールなどは別途家具やラックを使っていくらでも収納が可能となります。しかし、水切りカゴとまな板スペースの確保は上記でも記載したとおりいく通りかの方法もありますがみなひと手間加えての方法になります。

より、キッチンでの作業を悩まずスムーズにする方法としてお引越しの際にはキッチンシンク周りが広いこと『水切りカゴとまな板を置けるかな?』を意識してお部屋を選ぶ選択肢を広げてみてください。

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