押し入れをデスクにする快適で安全なアイデア

押し入れをデスクにする快適で安全なアイデア

押入れをデスクとして利用するメリットは広い作業スペースを確保できることです。奥行きと高さを利用することで大容量の収納が可能になります。実際に押し入れデスクを簡易的ですが作成してみました。

このページでは押し入れを使う際の気になる点なども交えてご紹介いたします。

【押入れのサイズ】間取りと扉の数によって変わります

6畳の短い方の一面一杯に作られた押入れです。棚板は2本の柱で支えられていました。一人で使う場合この棚柱が邪魔になってしまうこともありますが、2、3人でデスク利用する際にはスペースの仕切りとなって使いやすいと思います。

押入れのサイズです。画像にも色分けで表示していますが、6畳の壁一面の押入れ幅240cm、奥行き75cm、天袋(この場合は天棚仕様になっています)までの高さ110cm

2枚扉の押入れの場合は160cm〜180cmくらいです。団地間や江戸間などでもサイズが違います。

【押入れのデコレーション】見栄えをよくするアイデア

押入れ正面にアーチ型のカーテンをセロテープで留めています。ヒダ付きのレースカーテンも試してみましたが、重さがあるのでセロテープでの接着は少しずつ剥がれが出てきました。セロテープで数箇所とめただけですが、しっかりと貼りたい場合には太めのマスキングテープを押入れに貼り付けその上に両面テープで布全体をしっかり貼り付ける方法もあります。

押し入れの壁面アイデアをもっとご紹介

  • 布を使う:タペストリーや暖簾、ファブリックアート、フエルト大判タイプなどお好きな色柄の布を貼り付ける方法です。大きな布地を使うほど一気に仕上がります。
  • 壁紙やリメイクシートを使う:貼り付け可能であればリメイクシートや壁紙を使うことでお部屋と一体化したインテリアが出来上がります。また、部屋と違うカラーを選択した場合には押入れがインテリアのアクセントとなりおしゃれに見えます。
  • ペンキで塗る:原状回復義務がなければ室内用ペンキで押入れの壁面を塗る方法もあります。デメリットは乾くまで時間が必要であることを念頭に入れましょう。
  • 棚を取り付ける:押入れ奥のデッドスペースに棚を取り付け本や雑貨などをディスプレイすることで壁面のデコレーションを省くことができます。
  • 造花を使って緑や花を意識する:ガーランドタイプのグリーンを貼り付けたり、造花をプラスすることで押入れ空間がガーデン風になります。
  • 額(フレーム)を使う:家族のフォトフレームやお好きなイラストのフォトフレームなどを取り入れて押入れのインテリアをミニ美術館風に仕上げることができます。
  • プラダンを使う:カラーも豊富で加工が容易です。単色使いや多色使いでシックからポップまで演出が可能です。プラダン設置後はポストカードなどを貼り付けておしゃれに楽しめます。
  • ジョイントマットを使う:軽くて自由に形を整えることのできるジョイントマットは床材としてだけではなく壁面にも利用ができます。立てて使う際にはジョイント部分の裏側をテープ留めするとゆがみ対策になります。
  • ポールを使ってディスプレイ効果を高める:押入れ奥上部に突っ張りポールを渡し、ストールやペットの洋服、お気に入りの布地、テーブルランナーなどを掛けておしゃれなディスプレイ空間を生み出すことができます。ハンカチサイズや缶バッチなどの小さなものでデコレーションする場合はクリアポケット付きのウォールポケット壁掛けなどを利用すると小さなものも集合体となりおしゃれなディスプレイになります。

【押入れデスク作業スペース】安全におしゃれに使うためのアイデア

押入れデスクは勉強だけではなく様々な用途で使うことのできるスペースです。

  • 勉強机として
  • ミシン作業台として
  • パソコンやキーボードのスペースとして
  • クラフト制作の作業台として

便利な作業スペースである押入れ棚を原状のまま使う際にはデメリットもあります。

  • 木肌が肌に触れた時に木屑がついたりざらっとした痛みを感じることがある
  • 液体をこぼした時にシミになる

棚を安全な作業台として使用できるアイデアのご紹介

  • デスクマットを利用する:デスクマットを使用することで作業スペースの木肌を気にせずに使うことができます。書くことが多い方には適度な硬さがあるのでおすすめです。また液体をこぼしてもすぐに拭き取ることができ安心です。
  • 床材のクッションフロアを利用する:書き物が多い方にはクッション性が邪魔になりますので不向きです(屋外用クッションフロア除く)クラフト作業やミシンの作業スペースで利用するならとても便利なクッションフロアです。棚板一面に敷き詰めることができます。ミシンの場合は布送りをスムーズに行えます。使用後の掃除もモップや雑巾で拭き取るだけで糸カスなどをスムーズに集めることができます。
  • テーブルクロスを利用する:液体をこぼしても安心なビニールのテーブルクロスを敷くことで棚の表面の違和感を無くしてくれます。薄手のテーブルクロスはズレやすので見えないところをテープでとめておくと安心です。ビニールのテーブルクロスは種類が豊富ですので押入れデスクの模様替えアイテムとしても楽しむことができます。
  • 合皮マットを利用する:合皮のシートをデスクマットとして使う方法です。表面がなめらかな(型押しされていないもの・エナメルでないもの)合皮を使うことでパソコンのマウスもスムーズに動かせます。見た目もおしゃれになります。手芸材料取扱の店舗や100円ショップのアウトドアコーナーでテーブルマットとして販売されていることもあります。もしくはサイズが少し小さくなりますがランチョンマットでも合皮タイプを取り扱っているお店があります。合皮マットは部分できに使うことができとても便利です。
  • カッターマットを利用する:クラフト作業などに便利なカッターマットを取り入れることで棚を守る効果があります。

作業の用途に合わせていくつかのアイテムを組み合わせることもできますのでせひお試しください。

押入れデスクで使用する椅子の高さと収納について

押し入れをデスクと使用する際には、椅子が必要となりますが椅子についてご紹介いたします。押入れの棚までの高さが平均65cm前後です。棚板には厚みがあるため椅子を導入する際の注意点などを記載いたします。

  • 肘掛け付き椅子は押入れ下に収納できない:肘掛け部分が押入れの棚板にぶつかるため押入れから椅子がいつも出る形での収納になることが多いです。押入れ下に収納ができない一方でメリットもあります。肘掛けや背もたれがあることで長時間の作業が疲れないメリットがあります。また高低調整できる椅子であれば書き物をするときの高さや、パソコンを打つときの腕の位置などを自由に調整できる点はメリットになります。
  • 肘掛けと背もたれがない椅子:短時間の作業に向いていることと、椅子を押入れ下に収納できるので押入れの扉を閉めてデスク化する時に便利です。

使う方の身長により使いやすかったり使いにくかったりする押入れデスクですが高さが合わない場合には椅子の調整をしたりクッションや座布団などを取り入れて高さ調整をする方法もありますのでぜひお試しください。

押入れデスクの照明について

デスクと使用する際、お部屋の構造にもよりますが夜より昼間の方が暗い傾向があります。陽の光が当たりやすい昼間は部屋の中はとても明るいですがデスク前に人が座ることによって手元が暗くなる傾向があります。逆に夜の場合は人の背後の上部からライトの光をもたらしてくれるので明るさがあります。

押し入れを明るく保つためのアイデア

  • 方向転換可能なライトを取り入れる:電球の向きを変えることができる照明で押入れに直接光が当たるようにすることができます。ライトの中には複数の電球を使って360度角度を変えられる照明があります。押入れと部屋側に分けて使うこともできるので便利です。
  • 押入れ専用デスクライトを取り入れる:いつでも手元を明るくして使うことのデスクライトを使うことで昼夜関係なくデスクに迎えます。電源コードや延長コードの線が気になる場合はUSBで充電できるタイプを選ぶと便利に使えます。また、上から照明を当てたい場合にはクリップタイプやマグネットタイプの照明を使うと便利です。充電やコードを気にせず使える乾電池式ライトもあります。
  • 薄型どこでもライトを取り付ける:押入れやクローゼットなど狭い空間に取り付けることのできるライトがあります。人感センサー機能付きライトなどもあり便利です。押入れの天袋などに取り付けることで上から直接手元を照らしてくれます。両面テープやマグネットでつけられるものもあります。

いろいろ思いつく限り押入れデスクのアイデアを書き込んでみました。いろいろな機能を組み合わせて快適で使い勝手のよい押入れデスクが出来上がるお手伝いができればとこのページを作成してみました。ご紹介しているほとんどで実際に使っているものや実行したことのあるものを対象に記事に書き込んでみました。最後までありがとうございました。

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